解放図書館Liberated Library

蔵書 › 毛沢東選集 第四巻 › 第三次国内革命戦争の時期

この文書は保護期間中(license: pending)として登録されています。詳細は末尾の書誌情報を参照。

商工業政策について

毛沢東 · 一九四八年二月三十七日

縦書きで読む毛沢東選集第四巻

商工業政策について

(一九四八年二月二十七日)

これは、毛沢東同志が中国共産党中央のために起草した党内指示である。

一、一部の地方の党組織は、党中央の商工業政策にそむいて、商工業をひどく破壊するという事態をまねいている。こうしたあやまりはすみやかに是正しなければならない。これらの地方の党委員会は、こうしたあやまりを是正するさい、指導方針と指導方法の二つの面から、まじめに点検しなければならない。

二、指導方針について。地主、富農を闘争にかけて封建勢力を消滅するという農村でのやり方を都市にもちこむあやまりをあらかじめ防止すべきである。また地土、富農の封建的搾取を消滅することと、地主、富農の経営する商工業を保護することとを厳密に区別し、生産の発展、経済の繁栄、公私兼顧、労資両利の正しい方針と、一面的で偏狭な、実際には商工業を破壊し人民の革命事業をそこなう、労働者の福祉をまもるなどという救済方針とを厳密に区別すべきである。労働組合の同志と労働者大衆にたいし、目先の一面的な福祉だけにとらわれて、労働者階級の遠大な利益を忘れるようなことがあってはならないことを理解できるよう、教育すべきである。労働者と資本家が、その地方の政府の指導のもとに、共同して生産管理委員会をつくり、あらゆる努力をはらって原価を引き下げ、生産をふやし、販売を順調にし、公私兼顧、労資両利、戦争支援の目的をたっするよう、かれらをみちびくべきである。多くの地方でおかしたあやまりは、上述の方針の全部、大部分あるいは一部をよくのみこんでいないために生じたものである。各中央局、分局はこの問題をはっきり提起し、それを分析、点検して、正しい方針をきめるとともに、党内指示と政府の法令をそれぞれださなければならない。

三、指導方法について。方針をさめ、指示をだしたら、中央局、分局は、区党委員会、地方委員会あるいは自分のところからおくった工作団と、電報、電話、車馬による連絡、面談などの方法で緊密な連係をとるとともに、活動を組織し指導するうえでのきわめて重要な道具として新聞を活用すべきである。随時、活動の進行状態を把握し、経験を交流し、あやまりを是正すべきであって、数ヵ月、半年ないし一年たってからやっと総括の会をひらいて総決算をし、ひとまとめに是正するというようなことをしてはならない。そんなことでは損失があまりにも大きくなる。そのつど是正すれば損失は比較的すくなくてすむ。ふつうの状況のもとでは、各中央局は、つとめて下部との連係を緊密にし、やってよいこととやってはならないこととのけじめをはっきりさせるようつねに注意し、下部のものがあまりあやまりをおかさないよう、随時、注意をうながさなければならない。これはみな指導方法の問題である。

四、全党の同志はつぎのことを知らなければならない。いまや敵は徹底的に孤立している。しかし、敵の孤立はそのままわれわれの勝利を意味するものではない。もし政策のうえであやまりをおかすなら、われわれはやはり勝利をおさめることはできない。具体的にいえば、戦争、整党、土地改革、商工業、反革命弾圧という五つの政策上の問題のどれ一つについても、原則的なあやまりをおかし、これをあらためないなら、われわれは失敗するであろう。政策は、革命政党のあらゆる実際行動の出発点であり、同時に、行動の過程および帰結となってあらわれる。革命政党のいかなる行動も政策の実行である。正しい政策を実行しているか、あやまった政策を実行しているか、そのどちらかであり、ある政策を意識的に実行しているか、盲目的に実行しているか、そのどちらかである。いわゆる経験とは、政策実行の過程であり、帰結である。政策は人民の実践のなかで、つまり経験のなかで、はじめて正しいかどうかが立証され、また、どの程度正しいか、どの程度あやまっているかが確定される。ところが、人びとの実践、とりわけ革命政党と革命的大衆の実践で、あれこれの政策とつながっていないものはない。したがって、いかなる行動をとるばあいにも、状況にもとづいてきめられたわれわれの政策を党員と大衆にまえもって説明しておかなければならない。そうしなければ、党員と大衆は、われわれの政策の指導からはなれて、盲目的に行動し、あやまった政策を実行することになる。

著者
毛沢東
原著
一九四八年二月三十七日(1948年)
底本
『毛沢東選集』第四巻、外文出版社(北京)、1968年。電子化テキスト: http://maoist.web.fc2.com/mao/maosen/4/maosen-4-text.lzh
掲載根拠
保護期間中(未公開)
備考
著者没年 1976。中国は死後50年(2027-01-01 満了)、日本は死後70年(2047-01-01 満了)。外文出版社の日本語訳は法人著作として別に保護される

↑↓ で移動、Enter で開く。Powered by Pagefind