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蔵書 › 毛沢東選集 第五巻 › 社会主義革命と社会主義建設の時期(一)

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三大運動の偉大な勝利

毛沢東 · 一九五一年十月二十三日

縦書きで読む毛沢東選集第五巻

三大運動の偉大な勝利

(一九五一年十月二十三日)

これは、毛沢東同志が中国人民政治協商会議第一期全国委員会第三回会議でのべた開会のことばである。

委員のみなさん、同志のみなさん

われわれの人民政治協商会議第一期全国委員会第三回会議がただいまから開かれる。今回の会議には、全国委員会の委員が出席しているほか、中国人民志願軍、人民解放軍、工業労働模範、農業労働模範、旧根拠地代表、教育活動家、文学・芸術活動家、工商業者、各分野の専門家、宗教界、少数民族、華僑、婦人、青年、省・市人民政治協商会議委員会やその他の方面の代表的な人びと、ならびに政府機関の多数の要員も招きをうけて列席している。出席ならびに列席した人びとのなかには、人民によく知られている戦闘英雄、労働模範、模範的活動家が数多くふくまれている。われわれの今回の会議のこのような規模は、中華人民共和国の各戦線で大きな成果と前進がみられたことをあますところなく物語っている。

ここ一年、われわれは国内で抗米援朝、土地改革、反革命鎮圧という三つの大規模な運動をくりひろげ、偉大な勝利をおさめた。大陸における反革命の残党は、ほぼ一掃されようとしている。土地改革は、少数民族の住む一部の地域をのぞいて、一九五二年にぜんぶ完了するであろう。全中国の人民は、抗米援朝運動のなかで、かつてみない広範な団結をしめし、アメリカ帝国主義の侵略勢力にたいして断固とした闘争をおこなっている。中国人民志願軍は、中国人民の偉大な意志を体して、朝鮮人民軍とともに、アメリカ帝国主義の、朝鮮民主主義人民共和国を侵略し、さらには中国大陸に侵入しようとする気違いじみた計画をうち被り、朝鮮、中国、アジアおよび全世界の平和を愛する人民を勇気づけ、これら諸勢力の平和擁護、侵略反対への確信をつよめさせた。われわれは、勇敢な中国人民志願軍と朝鮮人民軍に祝意と敬意を表すべきである。

以上にのべた三大運動で勝利をおさめたことによって、また各級の人民政府と各界の人民がともに努力したことによって、わが国はすでにかつてみない統一を実現した。西蔵チベット問題は平和的な方法で解決された。国防力は増強された。人民民主主義独裁は強固なものになった。そして、わが国の金融と物価はひきつづき安定をたもち、経済建設事業と文化・教育事業の回復と発展をはかる仕事も大きく前進した。

工業戦線と農業戦線でいま発展している愛国増産運動は、わが国のよろこぶべき新しい気運である。農村における土地改革の実現、工場・企業における民主的改革の実現によって、労働者と農民は愛国増産への意欲を大いにたかめ、その物質両、文化面の生活を改善することができるようになった。われわれが労働者、農民と団結し、かれらを教育し、かれらに依拠することに長じてさえいれば、わが国にはかならずいたるところに愛国増産運動の高まりがみられるようになるであろう。

わが国の文化・教育戦線と各分野の知識分子のあいだでは、中央人民政府の方針にもとづいて、自己教育と自己改造の運動が広範にくりひろげられている。これまた、わが国のよろこぶべき新しい気運である。全国委員会第二回会議の閉会にさいし、わたしは、批判と自己批判の方法で自己教育と自己改造をおこなうことを提案した。いま、その提案がしだいに現実となりつつある。思想改造、なによりもまず各分野の知識分子の思想改造は、わが国が各方面で徹底的に民主的改革を実現し、しだいに工業化を実行するうえでの重要な条件の一つである。したがって、われわれは、この自己教育と自己改造の運動が着実に前進する過程で、いっそう大きな成果がおさめられるよう希望する。

すべての事実が立証しているように、われわれの人民民主主義独裁の制度は、資本主義国の政治制度にくらべて、きわめて大きな優越性をそなえている。この制度を基礎としているので、わが国人民ははかり知れない力を発揮することができる。この力は、いかなる敵にもうち破られることはない。

抗米援朝の偉大な闘争は、いまなおつづけられており、アメリカ政府が平和的解決をのぞむようになるまでつづけられなければならない。われわれはいかなる国をも侵略しようとは思わない。ただ、わが国にたいする帝国主義者の侵略に反対するだけである。だれもが知っているように、もしもアメリカの軍隊がわが国の台湾を占領せず、朝鮮民主主義人民共和国を侵略せず、わが国の東北国境地帯にまで攻めよせてこなければ、中国人民はアメリカの軍隊と戦うことはなかったであろう。だが、アメリカ侵略者がわれわれに攻撃をかけてきた以上、われわれとしては反侵略の旗をあげないわけにはいかない。それは、まったく必要なことであり、まったく正義にかなったことである。全国の人民は、すでにその必要性と正義性をよく理解している。この必要で、正義にかなった闘争をひきつづき堅持するためには、われわれは抗米援朝の活動をひきつづき強化しなければならず、増産と節約につとめて、中国人民志願軍を支援しなければならない。これが中国人民のこんにちの中心任務であり、したがってまた、われわれの今回の会議の中心任務でもある。

われわれは早くから、朝鮮問題は平和的な方法で解決すべきだと表明してきたが、いまもおなじである。アメリカ政府がこれまでのようにさまざまな恥すべき方法で交渉をぶちこわしたり、さまたげたりせず、公正かつ合理的な基礎に立って問題を解決する用意さえあれば、朝鮮休戦交渉は成功するであろう。さもなければ、成功はありえない。

中華人民共和国の成立後二年間、われわれの各分野の活動はいずれも偉大な勝利をおさめた。これらの勝利は、われわれが結集できるすべての力に依拠してはじめてかちとることができたのである。国内では、われわれは、労働者階級と共産党の指導する、各民族、各民主階級、各民主政党、各人民団体およびすべての愛国民主人士のかたい団結に依拠してきた。国際的には、われわれは、ソ連をはじめとする平和・民主陣営のかたい団結と、世界各国の平和を愛する人民の大きな支持に依拠してきた。だからこそ、われわれは各分野の活動において偉大な勝利をおさめたのである。これはわれわれの敵の予想もしなかったことである。われわれの敵はつぎのように考えていた。新生の中華人民共和国のまえには数かずの困難がよこたわっており、そのうえかれら自身がわれわれにたいする侵略戦争をおこしているから、われわれは自分の困難を克服することができず、侵略者に反撃することもできないであろう、と。ところが、敵の予想に反して、われわれは自分の困難を克服することができ、侵略者に反撃して、しかも、偉大な勝利をおさめることができた。われわれの敵は目先がきかない。かれらは、われわれのこのような国内、国際の偉大な団結の力を見てとることができず、外国の帝国主義が中国人民を侮った時代は、中華人民共和国の成立によって永遠に終わりをつげたということを見てとることができない。かれらはまた、社会主義ソ連の成立、中華人民共和国の成立、人民民主主義諸国の成立によって、また、友好同盟相互援助条約を基礎とする偉大な中ソ両国のかたい団結によって、さらにまた平和・民主陣営全体のかたい団結と、この偉大な陣営にたいする世界各国の広範な平和を愛する人民の大きな支持によって、帝国主義が世界に覇をとなえた時代はもはや永遠に終わりをつげたということを見てとることができない。われわれの敵はこれらのことを見てとることができず、なおも中華人民共和国を侮ろうとし、世界に覇をとなえようとしている。だが、同志のみなさん、わたしは断言することができる――かれらのもくろみは気違いじみており、むだであり、決してその目的をとげることはできない、と。そのもくろみとは反対に、中華人民共和国は侮ることができず、ソ連をはじめとする偉大な平和陣営は侵すことができず、全世界の平和を愛する人民は欺くことができないものである。同志のみなさん、ソ連の偉大な十月社会主義革命が勝利したときから、世界における人民の勝利という局面が決定的になった。現在では中華人民共和国の成立と人民民主主義諸国の成立によって、この局面がいっそう発展し、強まっている。第一次世界大戦とロシア十月革命ののちの歴史的時期にも、たしかにドイツ、イタリア、日本という三つの帝国主義国が世界に覇をとなえようとしたことはあったが、それは中華人民共和国と多くの人民民主主義国が成立するまえのことであった。だが、その結果はどうであったろう。この三つの帝国主義国のたくらみは気違いじみたものであり、むだなものであることが立証されたのではなかったか。そのたくらみとは正反対に、覇をとなえようとした帝国主義が逆に打倒されるという結果になったのではなかったか。こんにちの局面はまったくちがっている。偉大な中華人民共和国が成立した。多くの人民民主主義国が成立した。世界人民の自覚がたかまった。アジア全体およびアフリカ北部の民族解放闘争がいきおいよく燃えあがった。帝国主義体制全体の力が大いに弱まった。さらにもう一つ、きわめて重要な事実は、われわれのもっとも親密な同盟国ソ連の力が大いに強まったことである。このようなときに、帝国主義国がふたたびドイツ、イタリア、日本三国の侵略者がたどったふるい道をあゆもうとするなら、その結果は火を見るよりも明らかではあるまいか。これを一言でいえば、今後の世界は人民の世界であるべきで、世界のどの国でも人民が自分で自分を管理しなければならず、もはや二度と帝国主義とその手先がのさばりかえるような世界であってはならない、ということである。わたしは、わが国の人民自身がしっかり団結するとともに、われわれの盟友ソ連としっかり団結し、すべての人民民主主義国としっかり団結し、われわれを支持する世界のすべての民族および人民ともしっかり団結して、反侵略闘争の勝利をめざし、われわれの偉大な国家建設の勝利をめざし、世界の持続的な平和を守るたたかいの勝利をめざして、ひきつづき前進するよう希望する。同志のみなさん、われわれがそのようにやりさえすれば、勝利は確実にわれわれのものである、とわたしは信じている。

著者
毛沢東
原著
一九五一年十月二十三日(1951年)
底本
『毛沢東選集』第五巻、外文出版社(北京)、1977年。電子化テキスト: http://maoist.web.fc2.com/mao/maosen/5/maosen-5-text.lzh
掲載根拠
保護期間中(未公開)
備考
著者没年 1976。中国は死後50年(2027-01-01 満了)、日本は死後70年(2047-01-01 満了)。外文出版社の日本語訳は法人著作として別に保護される

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