解放図書館Liberated Library

蔵書 › 毛沢東選集 第五巻 › 社会主義革命と社会主義建設の時期(一)

この文書は保護期間中(license: pending)として登録されています。詳細は末尾の書誌情報を参照。

原子爆弾は中国人民をおどしつけることはできない

毛沢東 · 一九五五年一月二十八日

縦書きで読む毛沢東選集第五巻

原子爆弾は中国人民をおどしつけることはできない

(一九五五年一月二十八日)

これは、毛沢東同志が初代のフィンランド中国駐在大使スンストロムから信任状を受理したさいの談話の要点である。

中国とフィンランドは友好国です。われわれの関係は、平和共存の五原則の基礎のうえにうちたてられています。

中国とフィンランドのあいだには、いまだかつて衝突がおきたことはありません。歴史上、ヨーロッパ諸国のうちで中国と戦争をしたことがあるのは、イギリス、フランス、ドイツ、ツァー・ロシア、イタリア、オーストリア・ハンガリー二重帝国、オランダなどの国だけであり、いずれも、これらの国が遠路はるばるやってきて中国を侵略したのです。たとえば、英仏連合軍やアメリカ、日本をふくむ八ヵ国連合軍の中国侵攻がそれです。朝鮮侵略戦争に参加したのは十六ヵ国で、そのなかにはトルコ、ルクセンブルグなどがふくまれています。これらの侵略国はみな、自国のことを平和愛好国と言う一方、逆に朝鮮、中国両国を侵略国よばわりしています。

こんにち、世界戦争の危険と中国にたいする脅威は、おもにアメリカの好戦分子によってもたらされています。かれらは、中国の台湾と台湾海峡を侵略・占領しており、また核戦争をおこそうとしています。われわれには、第一、戦争をのぞまない、第二、もしも侵略をしてくるものがあれば断固それに反撃をくわえる、というニヵ条があります。われわれは、共産党員と全国人民にたいし、このような教育をしているのです。アメリカの核恐喝は、中国人民をおどしつけることはできません。わが国は六億の人口をもち、九百六十万平方キロにおよぶ国土をもっています。アメリカのあれだけの原子爆弾では、中国人を消滅できるわけがありません。アメリカの原子爆弾がどれほど威力の大きなもので、それが中国に投下され、地球をつらぬき、地球をぶちこわしてしまったとしても、太陽系にとって一大事とはいえるでしょうが、宇宙ぜんたいにとってみれば物の数ではないのです。

われわれには、粟あわと小銃というよく使われることばがあります。アメリカのほうは飛行機と原子爆弾です。だが、もしも飛行機と原子爆弾のアメリカが中国に侵略戦争をしかけてくるなら、粟と小銃の中国がきっと勝利するでしょう。全世界の人民は、われわれを支持することでしょう。第一次世界大戦の結果、ロシアでツァー、地主、資本家が一掃されました。第二次世界大戦の結果、中国で蒋介石と地主がくつがえされ、東ヨーロッパ諸国とアジアの一部の国も解放されました。もしもアメリカが第三次世界大戦をおこすなら、まあ八年、十年たたかうとしても、その結果はアメリカとイギリスおよびその共犯国の支配階級が一掃され、世界の大部分のところが共産党の指導する国となるでしょう。世界大戦の結果は、好戦分子にとって有利ではなく、共産党と世界の革命的人民にとって有利です。かれらは戦争をおこすくらいだから、なにもわれわれが革命をやるのをとがめることはありません。つまり、かれらが口をひらけば言っているところの、われわれのやる「転覆活動」をとがめることはないのです。かれらは戦争をやらなければ、もうすこし長く地球上に生きのこれるでしょう。戦争をおこすのが早ければ早いほど、かれらが地球上から消滅されるのも早くなるのです。そのときになれば、人民の国連をつくることになるでしょう。上海に設けるかもしれないし、ヨーロッパのどこかに設けるかもしれない。もしもアメリカの好戦分子が一掃されていたなら、やはりニューヨークに設けるということもあるでしょう。

著者
毛沢東
原著
一九五五年一月二十八日(1955年)
底本
『毛沢東選集』第五巻、外文出版社(北京)、1977年。電子化テキスト: http://maoist.web.fc2.com/mao/maosen/5/maosen-5-text.lzh
掲載根拠
保護期間中(未公開)
備考
著者没年 1976。中国は死後50年(2027-01-01 満了)、日本は死後70年(2047-01-01 満了)。外文出版社の日本語訳は法人著作として別に保護される

↑↓ で移動、Enter で開く。Powered by Pagefind